この記事では、ためしてガッテンでも注目されていた「杜仲茶」をご紹介します。
杜仲茶は過去にためしてガッテンの番組で取り上げられたことがあり、コレステロール値を下げる効果があるとのことでした。
ためしてガッテンだけではなく、杜仲茶はさまざまな番組で取り上げられていて、その度に大きな話題となっています。
当時のためしてガッテンの情報は残っていませんでしたが、今回はそんな杜仲茶について詳しく調べてみました。
ためしてガッテンでも注目の杜仲茶の杜仲とは
まずは杜仲の木についてご紹介します。
杜仲の木は、恐竜が生きていた時代にはいろいろな種類が存在していましたが、現在は中国原産の1種類しか存在していません。
杜仲の原産国である中国では、数千年前から杜仲の樹皮を漢方薬や医薬品として使われてきました。
杜仲の樹皮に含まれるリグナン成分は、抗ストレス、更年期障害、血圧降下、滋養強壮に有用であることが現代の医学でも証明されています。
また、杜仲の樹皮は、五大漢薬の1つとして中国で古くから親しまれてきました。
【五大漢薬】
杜仲 芍薬 鹿茸 朝鮮人参 冬虫夏草
五大漢薬とされている植物は、どれも健康上の問題を改善する有効成分が豊富に含まれています。
芍薬や朝鮮人参は特に有名ですから、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。杜仲はそれらに並ぶ漢薬です。
中国にはたくさんの漢方薬がありますが、その中でも杜仲の樹皮は体に必須の成分をバランス良く含んでいて、五大漢薬に指定されるだけの効能が認められているのですね。
日本でも樹皮は医薬品に指定されていて、あの有名な養命酒にも原料として杜仲の樹皮が使われているとは、私も調べてみるまで知りませんでした!
しかしためしてガッテンで注目された杜仲茶は、杜仲の樹皮ではなく葉っぱを使って作るお茶です。
杜仲茶の健康効果を見ていきましょう。
ためしてガッテンでも注目の杜仲茶の健康効果
杜仲茶とは、杜仲という木の葉っぱを乾燥させて作るお茶です。
杜仲茶は普段の食生活からは摂れない健康成分を豊富に含んでいます。
そしてノンカフェインなので、時間を問わずに子どもからお年寄りも飲める優しいお茶です。
杜仲茶はダイエット効果が期待できます。
なぜかというと、ダイエットには胆汁が深くかかわっていて、杜仲茶は胆汁の機能を高めてくれるからです。
胆汁がダイエットに効果的な理由は以下の2つ。
1:胆汁(胆汁酸)は、腸が脂肪を消化吸収できるように助ける働きがある
2:胆汁(胆汁酸)は、脂肪を燃焼させ基礎代謝を上げる働きがある
このように、胆汁には脂肪の消化吸収を助ける働きと、脂肪燃焼の基礎代謝を上げる働きがあります。
そして杜仲茶の葉に含まれる「アスペルロシド」という成分は、肝臓に働きかけて新しい胆汁酸を増やして機能を高めてくれるのです。
ですので杜仲茶を飲むと、胆汁の機能が高まり、ダイエットに効果的なのですね。
また、新しい胆汁酸を増やしてくれることで新旧の胆汁酸が入れ替わりますが、その際コレステロールが必要なのでコレステロール値が下がります。
過去に、NHKのBSプレミアムで放送された「美と若さの新常識」という番組で、杜仲茶が取り上げられたことがありました。
その番組内で、「胆汁ダイエットのやり方は、ある3つの食材を食べるだけ」と解説されていて、3つの食材のうちのひとつが「杜仲茶」だったのです。
その番組では、胆汁(胆汁酸)研究の世界的権威の渡辺光博先生のもと、他の食材と合わせて、杜仲茶は毎日、もち麦は週4回、海苔は週3回、3週間摂取する臨床試験が行われました。
3週間後、参加者は2~3.2kg減量、ウエストは数センチ落ち、コレステロール値は下がるなど、大きな効果を実感されていました。
たった3週間でもこんなに目に見えて効果があるなんて驚きですよね。
放送はある年の7月末でしたが、杜仲茶を販売する石垣食品さんの、その年8月の杜仲茶の売上は、なんと前年の11倍だったそうです。
杜仲茶の飲み方・飲むタイミング
杜仲茶はノンカフェインで体に優しいお茶です。
ですので、子供から高齢者、妊娠中や授乳中の方でも安心して飲むことができます。
杜仲茶は1日500ml飲むと効果が期待できると言われています。
杜仲茶を1日1リットル飲むと、40分ウォーキングしたのと同じくらい代謝が上がるという実験結果もありました。
私は毎朝やかんで1L煮出して、それを1日かけて少しずつ飲む方法で続けられています。
杜仲茶の飲み方
杜仲茶の飲み方はメーカーによって違います。
例えば小林製薬の杜仲茶ティーバッグは、以下の4つの飲み方が紹介されています。
- やかんに水(約800ml)と1袋を入れ、沸騰後10分煮出す
- 急須に1袋入れ、沸騰したお湯(約400mL)を注ぎ約4分間おく
- 耐熱ボトルに1袋入れ、沸騰したお湯(約800ml)を注ぎ、約10分間おく
- 冷水ボトルに1袋入れ、水(約800mL)を注ぎ冷蔵庫に約8時間おく
また、かわしま屋の杜仲茶は茶葉ですが、茶葉6gを量って小鍋に入れ、水1~2Lを入れて10分煮出し、できたら茶こしで漉して飲む方法が紹介されています。
小林製薬のティーバッグの杜仲茶と同様に、急須で淹れることもできますし、お湯出し、水出しでも飲むことができます。
成分をより多く抽出したい場合は、煮出して作るのがおすすめです。
私は夏には煮出したものを朝一番だけ熱いまま飲み、残りは冷ましてから冷蔵庫に入れて冷やして飲んでいました。
また、お客さんがきたときには急須で淹れてお出しすることもありました。
あなたの生活スタイルに合わせて、お好みの方法でお作りくださいね。
杜仲茶はアレンジして楽しむこともできます。
杜仲茶を飲むタイミング
杜仲茶を飲むタイミングはいつでもよいですが、個人的な見解としては白湯と同じように起床直後がおすすめです。
起床直後は寝ている間に汗をかくため、体内の水分が不足している状態ですよね。
そのタイミングで体温に近い杜仲茶を少しずつ飲むことで、胃腸が温まり体が元気になります。
他には、食事中や食後がおすすめです。
ですが杜仲茶はカフェインが含まれていないので、夜寝る前に飲んでも大丈夫ですよ。
杜仲茶の効果を得るにはタイミングよりも量が大切です。
1日かけて500ml以上、できれば1L飲むことを無理なく続けられるタイミングを見つけられるといいですね。
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杜仲茶のおすすめ商品
杜仲茶はさまざまなメーカーから販売されています。
ここでは特に人気のある商品を3つご紹介します。
小林製薬の杜仲茶 杜仲茶(ティーバッグ)3g×60袋
小林製薬の杜仲茶は、脂肪分、カロリー、塩分ゼロ、ノンカフェインの健康茶です。
毎日1袋使うとして約2カ月分の60袋入りです。
口コミにはこの杜仲茶とカリウムサプリを4~5カ月飲んで、運動なしで14キロ痩せたという驚きのコメントがありました!
他にも、「スリムになった」「中性脂肪が減った」という声が多々あり、同じような効果を期待したいですね。
味については杜仲茶の風味が感じられるものの、特別飲みにくいことはなくウーロン茶や麦茶のように飲めるといった評価が多かったです。
ユウキ製薬 徳用 二度焙煎 杜仲茶 3g×60包
ユウキ製薬の杜仲茶は、本場中国の陝西省で農薬を使わず育った杜仲の葉100%で作られたお茶です。
このエリアで採れる杜仲の葉は、風味がよく渋くないと言われているとのこと。
国内製造で品質管理も徹底しているので、安心して飲み続けることができます。
口コミでは、クセがなく安価で美味しいという評価が多かったです。
苦みがあるほうが効果を感じる、杜仲茶の味が好き、という人には物足りないようで、反対にクセがなく飲みやすいという声もありました。
袋が繋がっていて破れやすいので、先にすべて切り離してから保存すると急いでいるときにもサッと使えそうですね。
山本漢方製薬 濃くて旨い 杜仲茶100% 4gX20H
山本漢方製薬の濃くて旨い杜仲茶は、名前のとおり濃くて美味しいという口コミが多かったです。
さきにご紹介した杜仲茶はどちらもひとつ3gでしたが、こちらは4gで多いですね。20袋入りなのでお試しにピッタリ!
山本漢方製薬の濃くて旨い杜仲茶は、独自の製法によりゲニポシド酸の含有量が1パック65~132㎎と非常に多いのが特徴です。
小林製薬の杜仲茶は1パック12mgなので、それに比べると5倍~11倍もの含有量で、より高い効果が期待できそうですね。
飲み続けていたら体重が少しずつ減ったという声もあり、飲みやすく体調の良さを実感している人のコメントが多数ありました。
どの商品も煮出し、お湯出し、水出し、急須の方法で淹れて飲むことができますので、お好みの方法で楽しみましょう。