エアコンを使っていると、ふとした瞬間にイヤなニオイが…それ、もしかしてカビが原因かもしれません!
NHKの情報番組「ためしてガッテン」では、エアコン内部のカビ対策として、送風運転を活用する方法が紹介されました。
今回は、その内容を詳しく解説しながら、カビが発生する理由や、エアコンを自分で清掃する際の注意点を紹介します。
ためしてガッテンで紹介されたエアコンのカビ対策

「ためしてガッテン」では、エアコン内部のカビを防ぐために、冷房運転後に送風運転を行うことが推奨されました。
送風運転でカビを防ぐ方法
『冷房を使用した後、エアコンを1時間ほど送風運転にする』
たったこれだけのシンプルな方法ですが、カビ対策には非常に効果的です。
なぜ送風運転が有効なの?
エアコンを使うと、冷房運転時に内部の熱交換器(フィン)に結露が発生します。
これは湿気を含んだ空気が急激に冷やされるためで、そのまま放置すると湿気が残り、カビが発生する原因になります。
しかし、送風運転を行うことで、結露した水分が蒸発し、内部が乾燥するため、カビが繁殖しにくい環境になるのです。
さらに、送風運転をすることでエアコン内部の温度も下がり、カビが生育しにくい条件を整えることができます。
湿気のこもりやすい夜間や梅雨時期などは、送風運転を長めに行うのもおすすめですよ♪
また、送風運転と同時に、エアコンの前面カバーを少し開けておくと、より効果的に乾燥させることができます。
これにより、内部の空気の循環が促進され、カビの発生リスクをさらに下げることが可能です。
送風運転以外の併用対策
送風運転だけでは完璧に防げない場合、以下の方法と併用するとより効果的です。
エアコン内部クリーン機能の活用:近年のエアコンには、運転終了後に自動で内部を乾燥させる「内部クリーン機能」が搭載されています。これを活用することで、カビの繁殖をより防ぐことができます。
エアコン専用の抗菌スプレーを使用:市販されているエアコン用抗菌スプレーを吹き付けることで、カビの発生を防ぐ効果が期待できます。
部屋の湿度管理を徹底:エアコン内部だけでなく、室内の湿度をコントロールすることも重要です。湿度が高いとカビが発生しやすくなるため、除湿機の併用や換気を心がけましょう。
どれもちょっとしたことなので、ぜひ実践してカビを抑えましょう!
送風機能がないエアコンでのカビ対策

エアコンによっては、送風機能が搭載されていないものもありますよね。その場合は、以下の方法で代用が可能です。
方法①:設定温度を30℃以上にして冷房運転
冷房の設定温度を30℃以上にすると、送風に近い状態になります。
この状態で1時間ほど運転することで、内部の湿気を飛ばすことができます。
方法②:内部クリーン機能を活用
近年のエアコンには、「内部クリーン機能」が搭載されているものがあります。
この機能を使うことで、エアコン内部を自動で乾燥させることが可能です。
方法③:扇風機やサーキュレーターを活用
エアコンを停止後、エアコンの吹き出し口に向けて扇風機やサーキュレーターの風を当てることで、送風運転と同様の効果を得ることができます。
このように、エアコンの送風機能がなくても、いくつかの工夫で代替することが可能です!
自分でエアコンのカビ取りをする方法

エアコン内部にカビが発生してしまった場合、専門業者に頼むのは高いので、自分でカビ取りできるならしたいと思う人は多いです。
エアコンのカビ取りは、以下の方法で自分でも清掃することができます。
カビは放置するとどんどん増殖し、エアコンの風に乗って部屋中に広がることもあるため、早めに対処することが大切です。
エアコンの部分ごとにステップを分けて解説していますので、できる部分だけでも挑戦してみましょう!
必要な道具
まずは必要な道具を揃えましょう。
カビ取りの手順

※必ず最初に電源オフとコンセントを抜くことを徹底しましょう。
【STEP1】フィルターの掃除
- エアコンの電源をオフにし、コンセントを抜く。
- フィルターを取り外し、掃除機でホコリを吸い取る。
- 中性洗剤を薄めた水にフィルターを浸し、スポンジで優しく洗う。
- 水洗いしてしっかり乾燥させる。
- 完全に乾いたらエアコンに取り付ける。
【STEP2】吹き出し口・ルーバーの掃除
- 中性洗剤を薄めた水を布に含ませ、吹き出し口やルーバーを拭く。
- 割り箸にキッチンペーパーを巻きつけ、細かい隙間の汚れを取り除く。
- 市販のエアコン用スプレークリーナーを吹き出し口に軽く吹き付ける。
- 乾いた布で水分を拭き取り、完全に乾燥させる。
【STEP3】熱交換器(フィン)の掃除
- 掃除機のブラシノズルを使い、フィンのホコリを優しく吸い取る。
- エアコン用スプレークリーナーをフィン全体に吹きかける。
- 10分ほど放置し、汚れが浮き上がるのを待つ。
- 乾いた布やスポンジで余分な水分を拭き取る。
- 送風運転を行い、内部を完全に乾燥させる。
【STEP4】送風運転で仕上げ
- 掃除後はエアコンを送風運転にして内部を乾燥させる。
- 1時間ほど運転し、完全に水分を飛ばす。
- 掃除後のニオイが気になる場合は、換気しながら送風を続ける。
エアコン掃除の頻度の目安
- フィルター清掃:2週間に1回
- 吹き出し口・ルーバー清掃:月に1回
- フィン(熱交換器)清掃:半年に1回
- 専門業者による内部清掃:1〜2年に1回
エアコン掃除の注意点

エアコンのカビ掃除をする際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 電源を必ず切る:感電やショートのリスクを避けるため。コンセントも抜くこと。
- 内部の分解は避ける:素人が無理に分解すると故障の原因になる。
- 高圧洗浄は避ける:エアコン内部の電気部品が濡れると故障する可能性がある。
- 奥まで掃除したいなら業者に依頼:内部のフィンやファンはプロの清掃が必要。
- 清掃後はしっかり乾燥させる:湿気が残ると、かえってカビの発生を促してしまう。
エアコンの奥にカビがびっしりついている場合は、無理に自分で掃除しようとせず、専門のエアコンクリーニング業者に依頼するのが安全です。
カビの除去が不十分だと、すぐにまた発生してしまうため、大変なわりに効果があまり期待できない可能性もあります。
徹底的に掃除したい場合はプロの力を借りることも検討してみてください。
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今カビがはえてしまっている場合は、一度専門業者に依頼してきれいにしてもらい、その後はためしてガッテンの方法でカビがはえないよう気をつけて使っていくのが最善かと思います!
エアコンの風でカビを部屋中に撒き散らしている…なんて考えただけでゾッとしてしまいますね。
エアコンを清潔に保つことで、カビの繁殖を防ぎ、快適な室内環境を維持できます。
定期的な掃除と正しい使い方を心がけて、健康的な空気を取り入れましょう!
5. まとめ|カビ対策を習慣にして快適な空気を!
エアコンのカビを防ぐためには、日頃のケアが大切です。
- 送風運転を習慣化する(冷房運転後に1時間)
- フィルターを定期的に掃除する
- 湿気をためないために換気を意識する
- カビが発生したら適切な方法で掃除する
- 奥の汚れは無理せずプロに依頼する
これらを実践することで、エアコンを清潔に保ち、快適な空気を維持できます。
カビが発生してしまうと大変なので、ためしてガッテンの方法でエアコンにカビを発生させないように注意したいですね。
日々のちょっとした工夫で、エアコンのカビをしっかり防ぎましょう!