「梅雨の季節になると、なんだか畳の部屋がカビ臭い…」そんな風に感じたことはありませんか?
実は、畳はイ草という天然素材でできているため、湿気を含みやすくカビの温床になりやすいんです。
「ためしてガッテンで畳のカビ対策やってたな~」と調べてみましたが、番組内で直接紹介された情報は残念ながら見つかりませんでした。
そこでこの記事では、信頼できる畳の専門業者や住まいのプロの情報をもとに、ためしてガッテンのように自宅でできる裏ワザをたっぷり紹介します。
「ためしてガッテンの畳のカビ対策」で検索してもピンとくる情報がなかった方にこそ読んでほしい内容です。
畳にカビが生える原因とは?
畳は天然素材のイ草で作られており、調湿性に優れている反面、湿気をため込みやすい特徴があります。
カビが生える原因は以下の4つの条件が揃ったときです。
新しい畳ほど吸湿性が高く、カビが出やすいので注意!
実は「新品の方がカビやすい」って、ちょっと意外ですよね。
畳のカビの種類と見分け方
畳に生えるカビは主に3種類。それぞれ性質が異なり、掃除方法も変わってきます。
青カビ(軽度)
- 特徴:淡い緑青色で、食品や壁などにもよく見られます。早期であれば軽く拭き取るだけでも除去しやすいです。
- 影響:カビ臭を放ち、吸い込むとアレルギー症状を引き起こす可能性があります。
白カビ(軽度)
- 特徴:白く綿毛状で、畳の表面にふわふわとした見た目で現れます。柱や窓枠にも発生しやすいです。
- 影響:胞子が軽くて空気中を舞いやすく、広がりやすいです。掃除中は特に注意が必要です。
黒カビ(重度)
- 特徴:黒色で、畳の奥深くまで根を張るため、掃除での除去が困難です。
- 影響:アレルギーや健康被害の原因となりやすく、特に注意が必要です。広範囲に及ぶ場合は畳の張り替えが必要になることも。
【カビの種類別】畳の掃除&除去方法
カビを自分で除去するときの3大アイテムは「エタノール」「重曹」「ハイター」です。
それぞれの効果・メリット・デメリットを知って使い分けてくださいね。
カビ除去の3大アイテム比較|エタノール vs 重曹 vs ハイター
方法 | 効果 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
エタノール | 殺菌・速乾 | 畳を濡らさず、臭いも残らない | 黒カビにはやや効果が弱い場合も |
重曹 | 消臭・中和 | 黒カビに強く、自然由来で安心 | 広範囲に使うと畳が白くなる恐れ |
ハイター | 強力除去 | 頑固な黒カビに即効性 | 畳が変色・傷む可能性がある |
※ハイター(塩素系漂白剤)は最終手段として使用しましょう。
軽度な青カビ・白カビの除去方法
まずはカビの中でも比較的軽度な青カビ・白カビを除去する手順についてご紹介します。
- 換気と乾燥
- 手順:部屋の窓を開け換気をし、風通しを良くして湿度を下げます。
- ポイント:カビは湿気を好むため、乾燥した環境を作ることが重要です。
- 表面のカビ除去
- 手順:畳の目に沿って、乾いた柔らかい雑巾や使い捨てのウェットシートで優しく拭き取ります。
- ポイント:強くこすると畳を傷める可能性があります。また、カビの胞子が舞い上がらないよう、静かに優しく行いましょう。
- 消毒用エタノールでの殺菌
- 手順:消毒用エタノール(70〜80%)をスプレーボトルに入れ、カビが発生した部分に吹きかけます。約20分間放置した後、乾いた布でしっかり拭き取ります。
- ポイント:エタノールは揮発性が高く、畳を湿らせすぎる心配が少ないです。
- 扇風機などでしっかり乾燥
- 手順:湿気を残さないようにしっかり乾燥させます。
- ポイント:再発防止に効果的です。
最後のしっかり乾燥はとても重要なポイント!ここで湿気を残さないように「しっかり乾燥」させることが再発防止に繋がります。
軽度な青カビ・白カビ|その他の除去方法
青カビ・白カビがほんの少しの場合、以下の2つの方法でも除去することができます。
- 重曹水での拭き掃除
- 手順:水1リットルに対して重曹大さじ1杯を溶かし、布を浸して固く絞り、畳の目に沿って拭きます。その後、乾いた布で水分を拭き取り、しっかり乾燥させます。
- ポイント:重曹は弱アルカリ性で、カビの酸性を中和し、除去効果があります。
- 酢水での拭き掃除
- 手順:酢と水を1:4の割合で混ぜた酢水を作り、布を浸して固く絞り、畳の目に沿って拭きます。その後、乾いた布で水分を拭き取り、しっかり乾燥させます。
- ポイント:酢の酸性がカビの成長を抑制しますが、独特の匂いが残る場合があります。
- 補足:お酢を10倍に薄めたスプレーでも効果があります。軽度のカビには除菌効果もあります。ただし変色には注意です。
目には見えないけどなんとなくカビ臭い…というときや、予防で定期的にやっておきたいというときにもおすすめです。
黒カビがひどい場合
黒カビ除去も「しっかり換気して作業」&「しっかり乾燥」が大切です。
- 重曹を直接カビ部分にふりかける → 消臭・吸湿効果あり。黒カビの根に作用します。
- 上から消毒用エタノールを吹き付ける → 重曹とエタノールの相乗効果で、殺菌力アップ。
- 使い古しの歯ブラシで、畳の目に沿ってやさしく掻き出す → ゴシゴシこすらず、毛先で撫でるように取りましょう。
- 拭き取りは乾いた布で丁寧に
- 必ず「しっかり乾燥」させて終了
ポイントは以下のとおりです。
- 重曹の代わりに、酸素系漂白剤(粉末)を混ぜてペースト状にして塗布する方法も有効。 換気をして行うこと。
- これでも落ちない頑固な黒カビには「ハイターの極薄希釈液(100倍)」を綿棒でピンポイント塗布→5分放置→すぐに拭き取り&乾燥を。
※畳の色落ちに注意。
「カビ取りのプロ」ことおそうじ本舗や大手ハウスクリーニング業者では、重曹+エタノールを併用した方法が推奨されており、家庭でも実践しやすく安全性が高いとされています。
市販のカビ取り剤の使用
- 手順:畳用のカビ取り剤を使用する場合は、製品の指示に従って適切に使用します。使用後は、畳をしっかり乾燥させます。
- ポイント:強力な化学薬品を含む場合があるため、使用時は換気を十分に行い、手袋を着用しましょう。
専門業者への依頼
- 手順:広範囲に黒カビが発生している場合や、自己処理が難しい場合は、畳の専門業者に相談し、適切な対処を依頼します。
- ポイント:無理に自己処理を行うと、畳を傷める可能性があるため、専門家の意見を仰ぐことが賢明です。
畳のカビ掃除で絶対NGなこと

- 水拭き(湿気を与えて逆効果)
- 一見キレイになりそうな水拭きですが、畳に湿気を与える行為は逆効果!
畳の素材であるイ草は水分を吸収しやすく、湿った状態を長く保ちやすい性質があります。
そのため、水分を含ませるとカビの温床になってしまうのです。
- 一見キレイになりそうな水拭きですが、畳に湿気を与える行為は逆効果!
- 掃除機で直接吸い込む(排気で胞子が舞う)
- 掃除機でカビを吸い取ろうとすると、吸い込んだ胞子が排気口から部屋中に再び拡散してしまうことがあります。
これにより、別の場所にもカビが繁殖してしまうリスクが高まります。
- 掃除機でカビを吸い取ろうとすると、吸い込んだ胞子が排気口から部屋中に再び拡散してしまうことがあります。
- カビをゴシゴシ叩く・こする(畳の奥に入り込んでしまう)
- 表面についたカビを叩いたり、強くこすったりすると、カビの胞子が畳の奥に押し込まれてしまいます。
一度奥まで入り込んだカビは除去が困難になるうえ、再発の原因にもなりかねません。
- 表面についたカビを叩いたり、強くこすったりすると、カビの胞子が畳の奥に押し込まれてしまいます。
特に「水拭き」はやってしまいがちですが、実は一番のNG行動!
カビの大好物は「湿気」です。掃除のつもりで余計にカビを喜ばせてしまわないよう、乾いた布や揮発性の高いエタノールを使用することが基本です。
カビを寄せつけない!畳の予防法6選
カビを寄せ付けない6つの畳の予防法をご紹介します。
1. 布団の敷きっぱなしを避ける
畳の上に布団を長時間敷いたままにしておくと、寝汗や体温でこもった湿気が逃げ場を失い、畳と布団の間に湿気がたまります。
これがカビの発生原因に直結します。特に夏場や梅雨時期は要注意。毎朝布団を上げて、畳全体を空気に触れさせて乾燥させましょう。
すのこを使うと通気性が保たれ、さらに効果的です。
2. 除湿機・除湿剤を活用
湿気がこもりやすい和室では、除湿機を1台設置するだけで室内の湿度を大幅にコントロールできます。特に気密性の高い住宅では効果絶大。
加えて、押し入れや畳の下、隅などにピンポイントで除湿剤(シリカゲルタイプなど)を置くことで、湿度の高い場所もカバーできます。除湿剤は水が溜まったら交換を忘れずに!
3. 畳の上にすのこやウッドカーペットを活用
すのこやウッドカーペットは、畳と家具・布団の間に空間を作り、湿気の逃げ道を確保してくれます。
特に畳ベッドの下や、座布団を敷く場所にすのこを使うことで、局所的な湿気の蓄積を防げます。
見た目もおしゃれに和モダンな雰囲気を演出できるのも嬉しいポイント。
4. 防湿シートを敷く
畳の裏側からじわじわと上がってくる湿気をブロックするには、防湿シートの敷設が有効です。
畳の下、または床材と畳の間に敷くことで、外気や地面からの湿気を遮断します。
畳の張り替え時や新調時に施工してもらうと安心です。DIYが難しい場合は専門業者に依頼しましょう。
5. 換気を習慣化
日常的な換気はもっとも基本的で効果的なカビ対策。朝夕5〜10分、窓を開けて部屋の空気を入れ替えるだけでも湿度のコントロールになります。
さらに効果を高めるには、サーキュレーターや扇風機を併用して部屋全体の空気を循環させましょう。特に雨の日や室内干しのあとなどは意識的な換気を。
6. お酢・クエン酸スプレーで定期ケア
天然成分であるお酢やクエン酸は、カビの予防や消臭に効果があります。
お酢は10倍、クエン酸は水500mlに小さじ1杯を溶かしてスプレーし、畳の目に沿って拭き取ると除菌効果が期待できます。
ただし、使用前には必ず目立たない場所で試してから使用してください。畳の変色や素材への影響を避けるための大切なひと手間です。
これらの対策を組み合わせれば、畳のカビはかなりの確率で防げます。
特に「湿気」と「通気性」を意識した生活習慣がカギになりますよ!
まとめ|ためしてガッテン風に畳のカビと向き合おう!
『ためしてガッテン』のように、身近な素材で健康を守る知恵は生活に役立ちます。
畳のカビ問題も、 「温度・湿度・養分・酸素」 の4条件を断ち、 信頼できる対策で予防・除去することが可能です。
最後にひとこと: 畳のカビは「気づいた時が勝負どき」です。早めの対策と正しい知識で、 清潔で心地よい和室空間を守っていきましょう!
万が一、広範囲にカビが広がってしまった場合は、畳の表替えや交換も検討しましょう。