地震が多い日本では、家具や家電の転倒防止対策が重要です。
特に冷蔵庫が倒れると、避難経路をふさぐだけでなく、食品やガラス瓶が散乱し、大怪我につながる可能性もあります。
そこで、過去にNHKで放送されていた人気番組「ためしてガッテン」で紹介された、冷蔵庫の転倒防止策をあらためて調査しました!
合わせて地震対策に効果的なその他の家具転倒防止策もご紹介します。
地震時の家具転倒による被害データ

実際の地震では、家具の転倒が大きな被害につながっています。
・負傷者の約30~50%が家具の転倒・落下が原因(東京都消防庁)
・阪神・淡路大震災では負傷者の約46%が家具の転倒・落下によるもの(防災白書)
・建物の耐震化や家具固定で死者を約70%、負傷者を約95%減少可能(碧南市防災予測)
このようなデータを見ると、冷蔵庫を含む家具の固定が命を守るために重要であることがわかりますね。
さっそくためしてガッテン流の冷蔵庫の転倒防止方法をご紹介します。
ためしてガッテン! L字金具を使った転倒防止策とは?

ためしてガッテンでは、L字金具と耐震マットを活用した冷蔵庫の転倒防止策が紹介されました。
L字型金具と耐震マットを使った冷蔵庫の固定方法
実際にやってみた方の様子↓↓↓
この方法の問題点
一方で、この方法には課題も指摘されています。
✔ 数年後に確認すると、接着が弱まりズレていたとの報告もあり、長期間の固定には不向き
✔ 震度7以上の揺れには耐えられない可能性がある
✔ 大型冷蔵庫(300L以上)には十分な効果が見込めない場合も
しかし、この方法自体が完全に無意味というわけではありません。
耐震マットは、地震時の家具や家電の転倒防止に効果的なアイテムとして広く認識されていて、ためしてガッテンのこの方法は、それをさらに強化した方法です。
耐震マットの効果や使用方法については、多くのメーカーや防災関連の情報源で紹介されています。
例えば、プロセブン株式会社の耐震マットは、震度7クラスの揺れに対応し、官公庁や医療機関など多くの導入実績があります。

※この商品は耐荷重内の家具・家電に対し四隅に使用することを想定されています。ためしてガッテンの方法で使用する場合は自己責任でお願いします。
また、エレコムの耐震ゲル「揺レタン」は、震度7相当の振動試験をクリアしており、強粘着のゲルが家具や家電をしっかり固定し、転倒を防止する製品として提供されています。

※この商品は耐荷重内の家具・家電に対し四隅に使用することを想定されています。ためしてガッテンの方法で使用する場合は自己責任でお願いします。
このように、耐震マットは地震対策として有効であり、多くの専門家やメーカーがその使用を推奨しているので、ためしてガッテンの方法も無意味ではないと考えられます。
ただし、耐震マットは冷蔵庫ほど大きな家具・家電の地震対策としては想定されていないものが多いため、大地震には対応できないものと思っておいたほうが良いです。
耐震マットは100均などの安価なものではなく信頼できるメーカーや品質のものを選び、付けたら終わりではなく定期的に確認することで効果を発揮できそうですね。
【専門家・政府推奨】冷蔵庫の転倒を防ぐ正しい方法

1. 耐震マットを活用する(小型~中型冷蔵庫向け)
✔ 冷蔵庫の底に耐震マットを敷くことで滑りを防止
✔ 震度7レベルの振動試験に耐えた製品もあり
✔ 設置が簡単で、賃貸住宅でも使いやすい
冷蔵庫+中身の重さを考慮し、100kgに収まるようなら使える商品を、人気や口コミを参考してピックアップしました!
プロセブン 耐震マット(厚さ5mm、耐荷重100kg、4枚入)

FORESIA 耐震マット(厚さ5mm、耐荷重100kg、4枚入)

阪神大震災を経験した夫が「テレビが部屋の端から端に吹っ飛んだ」と言っていました。小型冷蔵庫だけでなく、小型家具やテレビ、電子レンジの固定にもおすすめです。
2. 転倒防止ベルトで壁と固定(大型冷蔵庫向け)
✔ 冷蔵庫の背面と左右にベルトを通し、壁や柱に固定
✔ 家電メーカー(日立・パナソニックなど)も推奨する方法
✔ 金具を壁に打ち込むため、持ち家向けの対策
ベルトを使って壁にしっかり固定すれば、耐震マットよりもずっと安心感があります。壁に穴を開けられる方にはおすすめです。
パナソニック冷蔵庫専用転倒防止ベルト

3. 突っ張り棒を活用(冷蔵庫の高さが合う場合)
✔ 冷蔵庫の上部と天井の間に突っ張り棒を設置し、揺れを軽減
✔ 地震の初動での転倒を防ぐサポートとして有効
✔ 設置できる高さの制限があるため、事前の計測が必要
耐荷重200キロの50~75cmまでOKな突っ張り棒、大型冷蔵庫や家具をこれで固定しているコメントもありました。しっかり固定できて安心ですね。
平安伸銅工業 冷蔵庫専用転倒防止突っ張り棒

冷蔵庫転倒防止のチェックポイント
✔ 設置場所を見直す:冷蔵庫は壁にぴったりつけるよりも、少し隙間を作ることで倒れにくくなることがあります。
✔ 定期的に耐震マットの劣化をチェックする:数年ごとに交換することで効果を維持できます。
✔ 地震発生時の安全対策:万が一倒れそうになった場合、倒れた場合の避難経路を確認しておきましょう。
まとめ|安心できる冷蔵庫の転倒防止策を!
冷蔵庫の転倒を防ぐためには、ためしてガッテン流のL字金具だけに頼らず、複数の対策を組み合わせることが重要です。
【賃貸でもOKな対策】
- 耐震マット(耐荷重に注意)
- 突っ張り棒(高さ制限に注意)
【持ち家向けの強力対策】
- 転倒防止ベルト(壁固定)
- 耐震マットとの併用
特に大型冷蔵庫(300L以上)を使用している場合は、ベルトと耐震マットを併用し、より強固な固定をすることをおすすめします。
「ためしてガッテン」で紹介されたL字金具と耐震マットを使用する方法は長期的には不安があるため、専門家推奨の方法と組み合わせて使うのが理想的ですね。
地震はいつ起こるかわかりません。日頃の備えが、あなたと家族の安全を守ります。